CMSと大人の事情について。

オープンソースCMSをありがたがらない会社、というのがあります。オープンソースってなんか不安、有料のほうが安心だと言うんですね。「信頼と実績のMovable Type」というわけです。何かあってもサポートがありますし。なので特に信頼性を重視する大企業とかそういう傾向もあります。

また、CMSを納品すると更新を納品先でやってしまうので制作会社的に美味しくない(更新費用が取れない)
とりあえず自社サイトにCMSを入れたものの更新頻度が低く、導入費用が高くついた分損だったとか、
あこぎなWEB制作会社だと必要ない会社に敢えてCMSを売りつけて予算盛ったり、
更新費用高く請求しときながら実はCMSで更新するだけなので制作会社の作業は超簡単とか。
そういう事も「数年前には」ありました。「Web2.0」というバズワードが独り歩きした弊害なんでしょう。
CMSはあくまでツールなので、要件に見合った選択が必要、ということなんですね。

「自分で更新」にも出来ること出来ないことの線引きをしっかり説明して更新マニュアルを作成して納品しないとまためんどくさいことになるというorz
カスタマイズしたCMSの更新マニュアルを作成しているとき、「これってWEB会社の、というか自分の仕事なのか?」と自問したことがありました。今思い返すと酷い出来でしたが、あれが今でも使われているのかと思うとorz