WEB制作会社について。

昨日、角川のハルヒのサイトについて「このWEBサイトはどこが作ったのか?」
という質問が有りました。
正直言って、この手の道筋は多くあって分かりづらいです。

WEB制作会社でなくとも社内でWEB制作部門を持っている会社というのはあります。
しかしそういった部門は外注する制作会社を統括する業務が主であったり、
コーポレートサイトやコーディングルールの取りまとめが主な業務であったりして、
その会社のすべてのサイトをまかなっているというのは稀です。

WEB製作費用がどこから出ているのか(販管費なのか広告宣伝費なのか)や
何目的のサイトなのかによって社内にWEBに携わる部署が複数あるのが普通です。
例えば「SONYのサイトを作ったことのある人」と日本中に投げかければ、
きっと1000人以上の人間と下手をすれば100社以上の会社が該当するわけです。

ハルヒの場合、数社が集まって権利関係を管理する「製作委員会」を作り、
その中の角川からWEB制作会社に委託されているはずです。

なので「大きなWEB制作会社」と「大きな案件」と「沢山の給料」はまったく比例しません。
大きなWEB会社が大きな案件を受注しても代理店がごっそり持って行って、
さらに他の会社に制作を丸投げすれば自分の会社にはあまり利益がない、というケースはざらです。
逆に小さな案件でも代理店通さずに小さな会社で全部まかなえばきちんと利益を出すことは十分可能です。