モモ、 今までありがとう。 おつかれさま。

どもです

実家から今しがた連絡があって、飼っていた犬が死んだそうです
(今回ちょっと長くなります)

先々月から弁膜症だと聞いていて、
実家の母が看病していたのですが、
最後は穏やかだったそうです。


臨終の際にそばにいられなかったことが不幸なのか、
それとも幸運なのか

なんにしろ
実家に帰ってももう彼女はいない。もう会えない。
抱っこしてやることも撫でてやる事もできない。


ペットロスの喪失感というのは、
体験するとわかるんですが想像以上に辛いもので

体験したことのない人には「ふーん」で終わる話題です。
そのギャップが大きいのがまた残酷で。


最後寂しくなかったかなぁ とか
苦しくなかったかなぁ とか
あと1回くらい顔見たかったなぁ とか

そんなことばかり考えてしまう。



彼女は、その前の犬が死んで初めてのペットロスで
家族中がふさぎこんでいた時にうちにやってきました。

ある日僕が学校から家に帰ると、
白と茶の小さくて元気そうな仔犬が居間にいて
非常に驚いたのをよく覚えています。

彼女は新しい環境に興味津々と言った様子で
おびえることもなく、実に早々と家に慣れていて。

とても元気で快活な彼女は
たいそう家の中を明るくしてくれました。

数年後、2匹の子犬を産み、1匹は知り合いに引き取られて
親子2匹になってからはすこし母親らしくおとなしくなって
ちょっと太ったりして、仲良く楽しく暮らしていました。


ペットが死んだからと行って、次々と新しいペットを飼っていくのは
まるで悲しむ心に対して化学的な薬剤を打つような
即物的な不実さがあります。

ペットロスを癒す方法としては
新しいペットを飼うというのは一般的で
それはわかるんですが、今は考えたくない。



でも実家に帰った時、
もしそこに新しい家族がいたとしても
僕は責めない。
むしろ母や妹の悲しみが癒えるのなら積極的に賛成したい。


でもなによりも今は我が家に
楽しい思い出をくれた彼女にお礼を言いたい。


モモ、
今まで、ありがとう。
おつかれさま。