Googleが最大16TBの格安ファイルサーバに? その2。単純所持規制について

続きです。

今回はちょっとグレーな話題。
例の単純所持規制について。


あんまり言うべきことはないんですが、
基準もあいまいだし、警察にいいように使われそうで
非常に怖いなと思っています。

個人的にはビクトリノックス狩りにあって以来、
警察権力にはあまりいい思いは抱いていないので。


でも「単純所持」の線引きとしておそらく
「データの入ったハードは海外にある」
「アカウントとパスだけ持っている」
と言う状態は非常に検挙されづらいだろうなと思っていて。
いざとなればアカウント削除するだけなので非常に手軽ですし。

もしフォルダが公開された状態ならなおさら個人の所持とはいえない。
それでも悪質なら管理責任者と主要メンバーはもちろん罰せられるべきでしょうが。


で、単純所持規制について。

製造、販売はもちろん許されないことです。
被害者を生みますから。

ただ、「単純所持も規制する」ことについては疑問が残ります。
銃や麻薬ならば生命に危害が及びますので規制も当然ですが、
それ単体では害を及ぼさないものを所持規制するのは納得感が薄い。
マーケット全体を根絶する、という意味性はもちろんあるでしょうが。

なにより所持物が「規制に該当している」かどうかの基準があいまいな状態では
どうしても無理が生じてしまう。
有名無実化するか、過剰な濫用かの二択になります。


きっと見せしめでかわいそうな一般人とかメーカーとか出るんだろうな。


もちろん罰せられるべきは罰せられるべきですよ。


続きます。