新劇場版エヴァを観てきました。その2/5
続きです。
今回、新劇場版を見て、
「良くも悪くもある意味別物だなぁ」と。
僕はリアルタイム放映じゃなく
深夜再放送からエヴァに入ったクチなんですが、
TV版のエヴァって、それこそ
庵野のルサンチマンとパトスのカタマリのような作品だったじゃないですか。
その無茶っぷりこそが
当時のオタクを巻き込んでアレだけの騒動を起こした原動力だと思うのですよ。
序も破も劇場で見たんですが(破は序をDVDでおさらいしてから観に行きました)、
その辺のエグみが今回ないんですよ。
今回の劇場版は、
十分ファンの溜飲を下げるに足るものだったと思うし、
さらにサプライズもカタルシスもあった。
その点ではもうまったくOK。
シンジが熱いヒーローになっちゃったとか一部で言われてますが、
今の時代性にマッチした、
客から共感を得られるキャラとして順当なリファインなのかなと思います。
なんだろう。
このエグくないエヴァ。
イタくないエヴァ。
そこに違和感を感じる。
庵野がガイナ内を代替わりさせて、一線を退いたいうことなのか、
それともモヨコさんと結婚して満足して、人として「補完」されちゃったのか。
むーん。
続きます。