♪24時間(×1万4千600日)、戦えますか?

ども
今回は、仕事について僕が思うことを書きます。
また長いですよ〜(笑)。

では行きます。


仕事って、
僕が思うに、
お金を稼ぐためにしていることで、
お金がないと生きてゆけないからで、
それはもう悩むまでもないことなんですが、

できればお金以外にも、
何のために働くのか、
その仕事は世の中にとってどんな意味があるのか、みたいな部分も
あきらめずに生きて行きたいな、

という話です。



先日、古本屋で藤田晋の「渋谷ではたらく社長の告白」
が安かったので買いまして。
アメブロとかで有名なサイバーエージェントの社長ですね)

サイバーさんとは前の職場で何度もお仕事をいただいたりしたことがあったんですが、
読んでみてなるほどな〜と腑に落ちる部分がありました。

社員の特に営業の方がなんかすごい体育会系、というより
学サーのノリに近いんですよね。なんかすごい勢いがいい。
気圧される感じ。

この本、ライブドアホリエモンも登場するんですが、
本を読む限り、サイバーも昔は危ないことしてたんですね(笑)。
(最近も「男子牧場」でしたっけ?相変わらず綱渡りですよね。)
藤田社長とホリエモンの差ってもう、
ほとんど塀のこっちにいるか向こうにいるかだけ(戻ってきましたが)。
サイバーもライブドアに負けずかなりずさんで危ない業務を行ってきたと明かされています。


で、この本で藤田社長の書いていることって、
ただもう起業、成功、成長、拡大、収益増。

まぁネットの広告代理店というジャンルなので
あくなき規模拡大と利潤追求で方向性としては間違っていないんですが。
そうやって欲望を全身全霊で追い求められるって言うのは確かにすごい才能なんですが。



あくまで僕個人の考えを書くなら。

企業って、利益追求は実は「2番目」だと思うんです。

もちろん株主に対する責任として、
経営者は会社の利益を追求する義務があります。

しかし利潤追求だけなら極端な話、投資だけしてればいいわけで。


日本の名だたる企業って、
「国民の生活を家電で豊かにしたい」
とか
「一般家庭でも買える自動車を作る」
とか実はけっこうなロマンを秘めて設立されてるじゃないですか。


お金はそうした社会的な目的達成のための手段であって、
最終的にお金が目的化してしまうのは本末転倒だと思うのです。

しかも、こういった社会貢献的な根っこを持たないって言うことは、
実は組織が存続する上で非常にシビアは問題なんですよ。
つまり


・他社と差別化できない
(シェアや規模、価格の差だけになると顧客が流動する)

・社員の行動の判断基準がない
(モラルの問題がおこる)

・社員のモチベーション、ロイヤリティーが上がらない
(これが低いとはかりしれない損失になる)

・ブランド力がない、社外的イメージがよくない
(ここぞというときに社会的に信頼されなくなる)


この事例でもっとも顕著なケーススタディーは
松下電器のガスヒーターの一酸化炭素中毒事故問題でしょう。
松下は何十、何百億という損失を出しながら回収、啓蒙活動を行ってたわけですが、
単に死人が出て賠償金払うのが惜しいということだけではないでしょう。
イメージダウンを恐れた、それもありますが少し軸が違うのかなと。
回収、広報活動の力の入れ方が尋常じゃなかった。

僕は、
松下は、「松下のプライド」を守りたかったんではないか、と勝手に思っています。

あるいは松下のブランド、と言い換えたほうがより現実的でしょうか。


サイバーやライブドアのやり方だと、一歩間違えると
「卑しい会社」
になってしまう危険があるのではないかと、僕は思います。



さて、夏ごろ、僕は沖縄あたりでなにか自分が食べていけるだけぐらいの
ちょっとした個人業を始めようかなと考えています。

その仕事は一生続ける仕事ではありません。
今の段階でそれは既にはっきりしています。

まずは独立できるかどうかと、
今後で必要となるいくつかのことを学ぶための
テスト運用だと考えています。

会社勤めをしてみて僕自身、
どうも大きな会社で上下左右挟まって働くよりは
自分ひとりとか少人数で、妙なことをちょこまかやって
なんとか食べて行けるかな、
くらいでいるほうが性に合っているように思えたのです。

もしだめだったら、バイトしながら勉強して就活すればいいやと、
このご時勢にそんなのんきなことを考えています。


独立がうまくいったら、最終的に、
子供が生まれたときにきちんと自信を持って
「お父さんはこんな仕事をしているんだよ。世の中のこんな人の役に立っているんだ。」
と、きちんと説明できる、
そんな状態であればいいと思っています。


なにせ僕の父がそういう人でしたので。
額に汗して働いて、日々の糧を得ることをよしとする、
そういうサラリーマンの家庭に生まれ育った以上、
やはり僕は働くことに生きてゆく価値を見出したいな、と思うのです。



そんな感じです。

ではでは。

(タイトルは某CMより、1万4千600日=勤続40年間ということです。日数で言われると途方もない長さですねw。)