iphoneの国内シェアはどこまで伸びるか

続きです。
じゃあ国内のiphoneシェアはどこまで伸びるんだろう?という雑記です。

僕としてはたぶんフランスと同じくらいは行くんじゃないかなと思うのです。
とくに若者層はガッツリ食い込まれる可能性が高い。

おそらく、最終的には今の音楽プレーヤーのシェア
ipodウォークマン、それ以外という構図)
と同じ位になるかなと思っています。

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なぜか。
iphone普及のネックは大きなとこではこの4つぐらいでしょうか。

1、キャリアがソフトバンクのみ
2、おさいふケータイ、felica、ケータイサイトなどの国内サービス非対応
3、PCとネット持ってることがほぼデフォ
4、物理ボタンがほぼないのでPC関係が苦手な中高年にはキツイ

4は置いておくとして。問題は1、2、3。

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まず1、キャリアの問題。

フランスのキャリアは
Orange FranceTelecom、SFR、Bouygues Telecom
の3つです。

日本も大手はドコモ、ソフトバンクauの3つ。
iphoneソフトバンク1つのみです。

今までaplleは1つの国の中でiphoneを扱えるのは基本1キャリア、
という制度だったのですが、例外がフランスやホンコン。

日本と違いフランスは複数キャリアでiphoneが販売されているので、
若干状況は異なるのですが、appleは来年夏ぐらいから複数キャリアへの提供を
計画していると言う話もあります。

もしキャリア問題が解決してしまうと、
特に敏感な若年層は一気にiphoneになだれ込む可能性があります。

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2の国内サービスについて。

私はほとんど携帯キャリアの宣伝戦略に過ぎないのではないかと思っています。
「なくなると困りますよ〜」っていう。
確かにサービスが使えなくなる不便さはありますが、
トレードオフとして、ipod+ゲーム機を購入するのと同じことになるので
コスト面での魅力があります。あとブランドも。

iphoneにモバゲー等のコミュニケーションインフラが整えば、
一定以上の勢いが傾けば値段につられてドーッとなだれ込みかねないかなと。

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次に3のPCの問題。

日本ではPCは使えないけど携帯は持っている、と言う人が大勢います。
PCは高くて買えない、あるいは操作知らないので使えないという人も、
ケータイでことが足りてしまう。
この層を取り込めたことで日本のケータイは一気に普及率を高めました。

でも今ipodを使っているユーザーは当然PCも持っていますから
潜在的iphoneユーザーに塗り代わる可能性があると思います。

「なんとなく敷居が高い」というiphoneのイメージが
シェアの拡大であるときひょいっと飛び越えられてしまえば、
そこからは今のipodと同じ状況がiphoneで再現されることは
十分に考えられると思います。

さらにiphoneはほぼPCクラスのことをこなせてしまうので、
もしiphoneOSが今後変わって、PCがなくとも不自由なく使えるようになれば
かなりの購入障壁がなくなりますね。

現状、iphonemacへのハロー効果も重視されているので
当分はPC必須という状況は変わらないでしょうけど。

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あとは4の高齢者問題。

高齢者や障害者のかたの需要は今後も残るでしょう。
これはiphoneの構造上の欠陥です。
PCのキーボードが難しいのと同で、受け入れられない人は絶対に残るでしょう。

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でも、国内メーカーも生き残るだろうと思います。
ビジネス的には非常に厳しいことになると思いますし、
撤退するメーカーも出ると思います。

それでも価格が安い、薄型、軽量、防水、カメラ機能など
戦う余地は十分にある。


ただ、勝てないでしょう。

そう思います。

ではでは。