それでもPSP GOはたぶん当たる(中長期的には)。

どもです。
http://japan.gamespot.com/news/story/0,3800076565,20400656,00.htm
このニュースを受けての、11月発売予定のSONY PSP Goについての雑記です。

PSP Goとは、UMDでなくソフトをオンラインの
ダウンロードのみで遊ぶタイプのPSPです。

詳細
http://kakaku.com/magazine/report/024.html


ネット上では否定的な意見がだいぶ目立つようですが、
個人的にはPSP Goはヒットすると思うのです。

というか、SONYはこれからユーザと小売店の意見を無視してでも
Goを推し進めていく気がする、というかそうすべきだと思うのです。

要はipod、itunesStoreとまったく同じスキーム。
発想的には後追い感がだいぶ強いですが、ざっと思いつくだけでも、
ソフトのオンライン化にはこれだけのメリットがあるわけです。

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<ソフトのオンライン化による企業側のメリット>
・中古市場に落ちてた金がパブリッシャに入る
・スタンプコストが安くなる
・中小デベロッパの新規参入が楽になる
・ソフトのバージョンアップが楽になる(バグがあっても発売できる)
・ユーザの購入の精神的障壁が低くなる(気軽にポチってしまう)
・ユーザが金を落とすタイミングが増える(マップやアイテム追加とか)

<ユーザ側のメリット>
・ソフトの価格が安くなる
・荷物が減る
・入れ替えの手間がなくなる

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数年前、まだMD全盛の頃、僕たちは
「mp3プレーヤー?MD入れ替えできないのって不便じゃない?」
と言っていました。
今ではipodが当たり前になり、いちいちMD入れ替えるより
ipodに全部入れて持ち歩くほうが便利であることを誰もが実感しています。

同じようにSONYが販売戦略をしくじらなければ、数年後にはユーザは
UMD入れ替えなんて面倒くさい。やっぱオンラインでしょ。」
と言っているに違いないなと。

つまり問題はGoの販売戦略と、小売店の2つだと思うのです。

Goは出たての頃はソフトの品数も少なく、メリットも伝わりにくいでしょう。
ソフトの充実している現在のPSPと比較して、よほどうまく訴求しない限り
苦しいスタートになるだろうことは想像に難くありません。


もうひとつ、小売店の問題。
今までパッケージソフト販売で頑張ってきた小売店にしてみれば、
オンライン販売は脅威以外の何者でもない。
ipodはCDからもPC経由で曲を入れられましたが、
GoはUMDからのインストールは当面行わないと発表しています。

ここの部分だけはitunesの後追いではなく、一歩進んだと言えるかもしれません。
でもちょっと危険なほうに一歩進んでいる気もします。
必死というか非情だなぁSONYは。


あとGoの26800円という価格ですが、2万円を切れないというのは正直痛すぎです。
PSPが実売15000円ですから、1万円の価格差を乗り越えるには、
たとえば、オンライン販売のほうが仮に同じソフトが1000円安いとしても
10本買わないと割に合わない。

ipod touchの19800円より高いんですから、これは相当不利なスタートですね。
SONYさんには、長い目でGoを育てていってほしいものです。


まぁ、僕は買わないんですけどね。Go。
iphone買っちゃいましたし。

ではでは。