「エコ換え」って、根本的にまちがってない?

どもです。

今回は「エコ」について書きます。
古い話題で恐縮です。

一般消費者の間で、エコがブームだそうで。
でもCMで叫ばれた「エコ」は、単なる買い替え需要喚起である、
と、このあいだ気づきました。
(遅いよ・・・)


TVCMで言われてる「エコ」なんてちっともエコじゃない。
要は「エコ」はいわゆる「デジタルなんとか」とか「ITなんちゃら」みたいに
ひとつの流行として消費されていくだけのものなんだな、と思います。


僕は企業が消費者の飢餓感を煽るような製品訴求方法をやめたらどうなるんだろう、
と思うんです。


僕がこう思ったのは
「エコ」って流行というにはなんか気恥ずかしいなと思ったのがはじまりです。

いえ別にしみったれてるとか言うんじゃありません。
僕がバブル末期の生まれだからでもありません(たぶん)。


「エコ」は少なくとも「浪費」と同じくらいにかっこよくない。
いや「浪費」と同じくらいにかっこいい、というほうがいいのか。


というより流行とか、かっこいいとか
そういう軸で考えること自体がはまらないんだと思うのです。


エコのいきつくところは僕が思うに

「必要十分以上のものはいらないんじゃない?」
という普通の価値感覚に終始するんだと思うのです。

無理して倹約するのは不自然ですし、
地球環境のことを常日頃考えて一生過ごす人はたぶんいない。
アル・ゴアだって絶対、エコのことを考えて一生過ごしはしない。
もっと普遍的なところでしか落ち着かないだろうと思うのです。


つまり消費者レベルで行いうるエコっていうのは、
充足によって無欲の状態になるような
ことを言うんじゃないかと思うのです。

飢餓感をあおって需要喚起をし続けないといけない製造販売、広告業の人々には
これは本来相容れない価値観なはずで、
だからこそ「エコ換え」なんていうイミフなコピーがひねくりだされたんだと思うのです。


なので冒頭の話に戻ると、
もし本当に消費者にエコなんてものを進めることになったらとしたら、
(絶対にありえないでしょうが)
企業が飢餓感を煽って品物を売りつけるような施策をやめにゃいかんのじゃないか、
と思うのです。


できっこないような・・・そうでもないかな?
でもそんな状況を夢想するのも暇つぶしにはいいかもしれません。


ではでは。