雪の白は街の喧騒を閉じ込めて
昨日、東京に雪が降りました
そんな中、たった3時間のバイトのために家から笹塚まで出かけました。よっぽど休もうかと思いつつスノーブーツにフリース上下にウィンブレ上下、完全装備でいざ外へ。
新雪って、踏むと「きゅぶぶっ」というか、そんな音と感触します。アレが自分は大好きで。すっかり様変わりしてしまった街をきゅぶきゅぶ雪踏みしめながら歩きました。
そんなとき
ふといつもと違う、景色以上の、あることに感動したんです
音がない
遠くの幹線道路の、微かだけれど拡がりを持った「んわ〜〜〜」
って感じとか、冬の早朝の「こおぁぁ〜〜〜」って空の開け方とか
いつもは気が付かないけど絶えずそこにあった、音たち。
降りしきる雪が、それらをみんな吸ってしまって、自分の音しかしない。周囲の空間がちょっと狭くなったような感じ。
本当に静かでした
いかにして音を鳴らすか
いかにして絵を映すか
そんなことに日々思いをめぐらせて生きている自分にとって、
あの無音
あの無色
どきどきしました。
今思い出すと、あの静けさは、本当に心地よかった。