リアル店舗で買い物をするということ

口下手な僕にとって、コンビニや買い物カゴスタイルのストア以外の、
いわゆる洋服屋などのお店で店員に「これください」というのは、少しプロポーズにも似た雰囲気の一種の気恥ずかしさがある。
お金を払っているのはこっちなんだけど、なんだか「これをいただけますか?」というと何だか相手の物を自分のものにするという後ろめたいような「こちらからの心の働きかけ」があるような気がする。
そういう買い物って大抵は洋服や靴などの関与度の高いの商品で、かつ自分があまり詳しくない商品分野だったりする。
PCやカメラや家電ならネットで製品比較を徹底的にした上でほぼ決め打ちで買うので、リアル店舗で買うというのは単にネットより比較してそこがたまたま最安だったとか保障などの要因の結果にすぎないのだけど、例えば洋服などは店舗の品揃えのセンスや店員の見立てに大きく依存する。
そのへんが、「服屋に来ていく服がない」と表現されるような敷居の高さであったり、もちろん一期一会の楽しみだったりする。